足関節の保護機能
足関節の周りには軟骨や靱帯(じんたい)があり、足関節を安定させる役割を果たしています。
軟骨(なんこつ)
- 脛骨と距骨、腓骨の3つの骨の表面は弾力のある軟骨で覆われています。
- 軟骨はコラーゲン(繊維組織)、水、プロテオグリカン(糖たんぱく質)で出来ている保護組織です。
- 関節は軟骨どうしが向き合った状態で動きますが、この軟骨の間に関節液が入ると、アイススケートのように摩擦のない状態で動きます。この作用で軟骨はすり切れないようになっています。
靭帯(じんたい)
足関節は複数の骨が組み合わさっており、基本的には安定性を持っていますが、グラグラしないよう補助的な役割で靭帯がついています。内側は三角靭帯(脛骨と距骨・踵骨・舟状骨)、外側は前・後距腓靭帯(腓骨と距骨)や前・後脛腓靭帯(脛骨と腓骨)、踵腓靱帯(脛骨と踵骨)がそれぞれの骨間を繋いでいます。