患者さんストーリー
股関節
山下 勤さん
東京都在住
47歳(手術を受けた年齢) 接客業
病名 大腿骨頭すべり症(左足)
治療法 人工股関節置換術
店内にはゴルフ関連の小物がずらり。
人工股関節の手術から約2ヶ月後に仕事に復帰した時には、股関節にほとんど違和感を感じなくなっており、快適でした。
スコットランドでは、ロイヤルドーノッホやマフリハニッシュでもプレー。
手術前は脚長差もあったりしたせいで、左股関節以外にも、ひざや背中が痛くなることがあったんです。人工股関節手術後は、股関節の痛みだけでなく、それ以外の部位の痛みもなくなりました。私の場合は、年齢も若く、ずっとゴルフや仕事をしていたおかげで筋力の低下が無かったために、スムーズに回復できたのでしょう。
アイルランドにて。“海越え”のコースもあるそう。
手術から7ヶ月後には、担当医の先生の許可をもらって、ゴルフも再開しました。手術前よりも左股関節が動く範囲が広がった分、しばらくはスイングのフォームの調整が必要でしたね。今はしっかりと身体を残した、よりかっこいいスイングができるようになりましたよ。スコアは以前と変わりませんけどね(笑)。
手術から約2年後の2007年には、ゴルフ仲間とスコットランドの有名コースを回るゴルフ旅行に出かけました。もう手術前のように痛みのためにみんなに迷惑をかけることもないし、思う存分楽しみました。
翌年にはアイルランドへ出かけ、屈指の名門コースと呼ばれるバリバニオンなどでプレーしました。この時は、8日間で10ラウンド回るという、まさに「ゴルフざんまい」のゴルフ旅行。まるで合宿ですね(笑)。しかも、すべて歩いて回りました。もちろんクラブをかついで。少なくとも1コースあたり10キロ以上の距離は歩いたでしょうね。
奥様と二人三脚でお店を切り盛りされています。
人工股関節手術を受けていなければ、スコットランドやアイルランドでのゴルフなんてできなかったでしょうね。本当に手術をして良かったです。
私は47歳の時に手術しましたから、一般的な平均余命を考えると、いずれは再置換手術を行う必要があるかもしれません。でも私は、早めに決断して人工股関節手術を受けて正解だったと思っています。あと数年あの痛みをこらえながら生活し続けても、楽しくないですから。妻も喜んでくれていますよ。家で「痛い、痛い」と言う私を心配しなくてよくなりましたし、休日は私はゴルフに出かけてしまうので、妻の“自由時間”が増えましたから(笑)。
<2010年3月取材>
Chinese Restaurant
菜根香 yamashita (ツァイコンシャン ヤマシタ)
https://www.facebook.com/chai18.tom/
この記事の目次
ページの先頭へもどる
PageTop