患者さんストーリー
ひざ関節
相馬 正さん (仮名)
東京都在住
75歳 会社役員
病名 術後の人工関節の緩み
治療法 人工膝関節再置換術
スポーツ選手をたくさん診ている先生なら・・・
これといった趣味も持たずに働きづめだった私が、ゴルフを始めたのが52歳の時でした。スタートが遅かったからでしょう、たちまち虜になってしまい、レッスンプロについてみっちり練習はするし、毎週のようにコースに出るなど夢中になってしまいました。そのせいかもしれませんが、まず左の膝を痛め、それをかばっているうちに右膝が悪くなりました。痛くてゴルフができないのが一番困ったので、近くの整形外科に相談すると、このままだともうゴルフは無理だといわれました。
人工膝関節の手術を受けるかどうか迷っていましたが、ある時、スポーツ選手の膝をたくさん手術しているという先生のことを知り、「この先生なら…」と思って、手術を受けたのが66歳のときでした。部分置換術といって、一部分だけ人工の関節を入れるタイプの手術でした。
人工膝関節に緩みが出た
もともとO脚だったのが、人工膝関節にした右側の脚は見た目もまっすぐになり、痛みもなく大好きなゴルフも再びできるようになりました。仕事がら移動が多いのですが、全く支障はなく、快調な毎日でした。ところが、2年ほど前、人工膝関節にした方の膝に少し痛みが出てきたのです。あわてて先生のところに行ったら、「人工膝関節に緩みが出ている」といわれてびっくりしました。「ゴルフができなくなるのは困ります」と、真っ先に訴えたのですが、先生はあっさり「入れ直しをすれば大丈夫」といわれたのです。
人工膝関節は入れ直すことができるんだ!
「あ!そうか、人工膝関節を新しいものに取り換えることができるんだ」と、なんだか気持がスーッと落ち着きましたね。人工膝関節の手術は2回目ですから、流れは分かっています。手術すること自体に不安や抵抗は全くありませんでした。今までどおりにゴルフができるなら、再置換術はやらざるを得ないでしょう。このまま我慢して動けなくなるなんて、考えられませんでした。
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