患者さんストーリー
ひざ関節
笹本 春江さん (仮名)
東京都在住
83歳、専業主婦
病名 変形性膝関節症(両足)
治療法 人工膝関節単顆置換術(両足)
大丈夫!手術をしても、お孫さんの結婚式に出られますよ。
2007年8月に整形外科を受診したら10月には手術が出来るということになりました。でも11月に孫の結婚式があったので、先生に「孫の結婚式に出たいので、結婚式が終わってから手術したい」と相談したんです。そうしたら、先生が「大丈夫!手術をしても、お孫さんの結婚式に出られますよ。」と請合ってくれました。先生が自信を持って言い切ってくださったから、もしダメだったとしても、思い切って手術を受けてみようと。主人の四十九日も終えて、予定通り10月に手術を受けました。
父を介護しているときには痛みをおして頑張っている母だったので、父が亡くなってからのほうがひどく痛んでいるようでした。 母一人であの痛みに向き合うのは大変だったと思います。でも、母の年齢で手術を決意したのはすごい、と思いました。(娘さん)
リハビリは手術の翌日から懸命にやりました。
私の場合、たぶん長年の痛みで膝の神経が麻痺してるんでしょうね。手術直後も全然痛くありませんでした。痛いということが無かったんです。手術をしてから今まで、全然痛くありません。リハビリは手術の翌日から懸命にやりました。最初の3日間はリハビリを何時間も。4日目以降のリハビリは1日1時間だけでした。自転車を漕ぐリハビリが1番つらかったですね。なにしろそれまで自転車に乗ったことがなかったんですから。一回、断りましたけど、やっぱり頑張ってやってみました。なかにはリハビリを怠ける人もいたようですよ。私は孫の結婚式もあったし懸命に続けて、両足の手術だと3週間の入院と聞いていたのに、2週間で退院することができました。
母の手術直後は、「こんなこと、あるのかな」と驚きました。手術前の母の歩いている姿は、正直なところ、かわいそうで見ていられなかったですよね。あの状態から回復ができるなんて信じられない、と手術にもそれほど期待はしていませんでした。効果が高いようなことをうたうCMのものでも改善が見られないこともあるし、半信半疑だったんです。
それが、母の場合は、手術直後も痛くないというし、この手術は痛まない手術なのかな?と思ったほどです。(息子さん)
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