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患者さんストーリー

脚の痛みに耐えながら仕事や家事に明け暮れていた日々が遠い昔のことのよう。今ではショッピングや温泉旅行も満喫しています。

この記事の患者さん

股関節 ひざ関節

小堀 明子さん

小堀 明子さん
栃木県在住 
47歳(手術を受けた年齢)

病名 関節リウマチ

治療法 人工関節置換術(右股関節・左膝)

この記事の目次

03 人工関節置換手術を振り返って

手術をしたことを忘れてしまうくらいハツラツとした毎日
小堀さん ご夫婦

手術前は、針で刺されるような痛みに四六時中つきまとわれ、お風呂やお手洗い、椅子から立ち上がる時、車の乗り降りといったすべての動作を行う際には、自分自身で痛みを覚悟して勢いをつけて行動するといった状況でした。何をするにも家族に頼らずには生活できなかったため、精神的にも先が見えず、気持ちは落ち込みがちでした。

承央さん
痛みを我慢して歩ける距離にも限界があったようで、自分が元気であれば、もっとたくさん色々なところに行けるのに…と、子供たちに申し訳ない気持ちでいっぱいだったようです。歩きたくないので外出する機会も次第に減ってゆき、気持ちが徐々に落ち込んで笑顔も少なくなっていきましたね。でも手術後は、痛みがなくなったので動きが機敏になり、表情も明るくなりました。

手術をして痛みから解放され、再び歩けるようになった時はとても嬉しかったし、勇気を出して手術を受けて本当に良かったと思っています。思うように歩くことができなかった分を取り戻すかのように、今は東京へショッピングに出かけたり、友人と温泉旅行を満喫しています。痛みをこらえて座薬を使用していたことは遠い昔のことのよう。最近では早足どころか、気が付くと小走りになっている時もしばしばで、手術したことを忘れてしまうこともあるんです。入浴時に手術の跡を見て「そうだったわ」なんて思い出すくらいなんですよ。

前向きな人生を取り戻すことができました

痛い痛いと言い続けて我慢をするよりも、手術をして痛みのない楽しい生活を送れる方が私は幸せだと思います。

仕事や子育てなど、様々な理由で手術することを迷っていらっしゃる方も少なくないと思いますが、痛みを我慢しながら仕事や子育てをするのは、とてもつらいことです。私にも3人の子供がいますので、特に子育て中で家を空けることができず、仕方なく痛みと付き合っているお母さんに教えてあげたいんです。「ご家族の協力があれば、1ヶ月程度家を空けるだけで、その後は痛みに耐えることなくスムーズに家事をこなすことができるんですよ!」と。

私は、我慢を続けて消極的に過ごすのではなく、手術をしたことによって積極的な人生を取り戻すことができましたから。

<2012年1月取材>

担当ドクターからのひと言

いつも元気で、明るい小堀さん。美容師をされており、ご自身でお店の経営もされておりましたので、仕事に復帰できたことが本当に良かったと思っています。

人工関節手術は、患部の痛みをとる根本的かつ最後の手段と考えていますが、小堀さんの場合は、放置してしまうと悪くなる一方であることが分かっていました。手術への理解をいただき、すぐに手術を行ったことで、日常生活を取り戻すことができました。これまで我慢してきたことを存分に楽しんでいただきたいと思っています。

患者さんにとって、手術は出来るだけ避けたいものであるということは理解しています。痛みに対する治療は手術以外にもたくさんありますが、人によって症状が異なるため、すべての患者さんに万能な治療方法はありません。痛みを我慢していらっしゃる方は、是非一度、専門医に診てもらうことをお勧めします。

01 痛みの症状について

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