患者さんストーリー
股関節
佐伯 英里さん (仮名)
北海道在住
54歳、会社経営
病名 変形性股関節症(左足)
治療法 人工股関節置換術
術の翌日から歩け、退院翌々日からは仕事にも復帰
手術の翌日から歩けることに驚きました。リハビリも始めて、自分ひとりでシャワーにも入ったんです。手術した部分には、透明なシールが貼ってありました。私の場合、手術後に特に辛いことはなかったと思いますが・・・どちらかというと手術前のダイエットのほうが辛いぐらいでした。しいていえば、北海道までの帰りの飛行機が辛かった程度でしょうか。入院期間は僅か12日間でしたし、手術の傷も結局9cmで済んでしまい、先生をはじめ病院のみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。嬉しさのあまり、退院翌日には仲間たちとお酒を飲みに行きましたし、退院翌々日からは仕事にも復帰しました。
そして左足の痛みは手術を受けて嘘のように消えてしまいました。手術を受ける前とは全然違います。おまけに、左右の足の長さも揃い、体が左右にふれることもなくなりました。
杖は退院直後だけ使っていましたが、今ではもう母にあげてしまいました。
入院中はもちろん、自宅に帰ってからもリハビリを続けました。病院からリハビリテーションプログラムを貰って、自宅で行うリハビリです。とっても合理的だと思いました。手術を受けた年だけは3回、病院を受診しました。2年目以降は1年に1回受診するきりです。杖は退院直後だけ使っていましたが、今ではもう母にあげてしまいました。受診するときだけはリハビリの先生に怒られてしまうから杖を持っていこうかな?と思う程度です。水中ウォーキングは気が向いたときだけ、今でもやっています。
医療費は、体験談を教えてもらうまで非常に高いものだと思っていました。手術を受けた知人がFAXで領収証のコピーを送ってくれて初めて実際の金額がわかりました。私の場合、退院時に60万円近く支払いをしましたが、高額療養費として後から30万円以上が戻ってきたので、実際の負担は20万円ぐらいです。もちろん食事代や差額ベッド代も含まれています。主人が「僕が払うよ」と言ってくれたので、医療費の心配は全くありませんでした。たぶん、みなさんも私と同じように、医療費がとっても高いものだと思っているんでしょうね。
手術を迷っている方には「やったほうが絶対いい」
手術を迷っている方には「やったほうが絶対いい」と言いたいです。痛くて悩むよりも、さっさと病院に行って、早めに手術を受けたほうがいいと。待っている間にもっと痛くなってくるからと。私自身、実際に手術を受けてみて、「もっと早くやればよかった」と心から思いました。手術を受けなければ、今でも杖を突いていたでしょうし、背骨まで曲がってしまっていたかもしれません。
手術をしてよかったことは、邪魔な杖がなくなったことと、夜眠れることです。仕事をしていると動けることが重要ですから、能率も上がりました。
この記事の目次
ページの先頭へもどる
PageTop