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患者さんストーリー

活力ある毎日が再び私の元に

この記事の患者さん

ひざ関節

吉野 祐子さん (仮名)
神奈川県在住 
67歳、専業主婦

病名 関節リウマチ

治療法 人工膝関節置換術(両足)

この記事の目次

02 迷い、不安・・・治療法を求めて試行錯誤する日々

迷い、不安・・・治療法を求めて試行錯誤する日々

関節リウマチを注射で治療する専門病院にも通ってみましたが、ここでは注射が合わず皮膚に副作用が出てしまいました。そして、副作用が治まり、接骨院へ通い始めた頃には、発症から10年が過ぎていました。
そうした間も、痛みと付き合いながら気丈に暮らしていた祐子さんですが、12年が経った平成19年頃には趣味だった踊りや体操を続けることも無理になっていました。心配した娘さんも情報集めに奔走され、その勧めで接骨院と併行して整形外科の病院に通い、膝のヒアルロン酸注射を受けることになりました。「この頃は、リウマチに効くと聞けば、本も買いましたし、薬でもなんでも試していました」という祐子さん。いい治療法があると聞き、車椅子を買って大阪まで通ったこともあったそうです。

あの日から13年、ようやく大きな転機が

平成20年になると、もう家の中で動くのにも杖が必要になりました。「たった4cmの段差が越えられなかったり、バスに乗ろうとしてステップが上れず両手をついて這い上がったことも」と振り返る祐子さん。通院途中の事故を危惧した整形外科の先生からは、とうとう自宅診療を提案されました。本当は自分の力で通院したいという思いと葛藤。しかし、この提案が祐子さんの大きな転機となりました。
自宅診療の同意書をもらいに整形外科を訪ねた際、レントゲンを撮っておくことになり、膝がひどく変形していることがわかったのです。そして、担当医から「これは手術しかない」と言われ、関節治療の専門医療センターを紹介されました。

新たな選択肢との出会い、手術は驚くほど順調に

それまでさまざまな病院に通い治療を試してきた祐子さんですが、手術という選択肢はまったく考えたこともありませんでした。怖さから最初は手術に抵抗があった祐子さんですが、紹介されたセンターで医師の説明を受け、また、娘さんをはじめ応援してくれる家族の言葉に励まされるうち、次第に決意が固まり、人工膝関節置換術を受けることになりました。
平成20年5月と8月、片脚ずつ手術を受け、どちらもちょうど1ヶ月で無事に退院。怖いと心配していた手術は、祐子さん自身が「え、もう終わったんですか」と驚いてしまうぐらい順調に進みました。

03 私と同じ病気の人には手術を勧めたい

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