専門医インタビュー
秋田県
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人工股関節置換術後のリハビリについては、患者さんの状態や手術方法などによる差はありますが、基本的には手術の翌日から始まります。
初めはベッドの上で行う筋力訓練から始まり、その後は立つ練習、歩行器を使って歩く練習、杖を使って歩く練習へとレベルを上げていきます。リハビリで大切なことは早く進めることではありません。決して焦らず、徐々にできる動作を増やしていくようにしましょう。歩行が安定すれば退院です。
入院期間中に、退院後の生活を視野に入れた自主トレーニングの指導が行われます。退院後もご自宅でトレーニングを続けることで筋力を維持し、人工関節をより長持ちさせるようにしましょう。無理のない範囲で体を動かすことは、股関節だけでなく全身の健康にもつながります。
生活の中で気をつけなければならないことは、股関節に負荷のかかる激しい動きやスポーツを控えることです。転倒にも気を付けてください。ウォーキング、水泳、自転車こぎなどの適度な運動は問題ありません。術後行いたい趣味活動やスポーツの適否についてはそれぞれのケースによって異なりますので、手術を行った医師に相談されることをおすすめします。
股関節の痛みは本当に悩ましいものです。特に加齢に伴う疾患は基本的には進行しますので、徐々に日常生活に支障をきたしたり、体の他の部位に障害を生じる場合もあります。一人で悩んでいないで、まずは整形外科に相談されることをおすすめします。まずはご自身の体の中で起きている痛みの原因をきちんと突き止めましょう。
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